カメラ

PENTAX KPの良いところ(2)【レビュー】

2020年3月4日

はじめに

この記事は『PENTAX KPの良いところ(1)【レビュー】』の続きです。

 

撮影場所:『フィリピン バギオ』『東京周辺』
カスタムイメージ:ナチュラル、JPEG撮って出し
使用レンズ:HD PENTAX-DA20-40mm F2.8-4ED Limited DC

 

ちなみにPENTAX KPの改善して欲しいところも書きました。

次期PENTAX KPIIとかで採用してくれるとありがたいですね。

PENTAX KPのイマイチなところ【レビュー】

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グリーンボタン

PENTAX名物のグリーンボタン

TAvモード&Mモード時に適正露出値へ一発で導いてくれる機能。

 

Mモードでは露出計を頼りに下の三点を設定します。

  • 絞り
  • シャッター速度
  • ISO感度

 

最大のメリットは自分の表現を追求出来ること

デメリットは激しい光の変化に対応するのが難しい…と言うか面倒臭い。



ですが、グリーンボタンを押すだけで適正露出値に一発で導いてくれますし、その後にまた設定を追い込むことも可能。

 

僕はTAvモードをよく使うので、その時によく使っています。

光学ファインダー(OVF)

最近では光学ファインダーのメリットが無くなってきていますよね。

 

液晶ファインダー(EVF)でのタイムラグもほぼなくなり、デメリットだった電池持ちもUSB充電に対応したことで気にならなくなりました。

 

ですが僕にとって、光学ファインダーで撮る面倒臭さがカメラの楽しさでもあります。

なので当分は光学ファインダーを使いたいなと。

PENTAXのKPで撮った東京の上野の神社の写真

カスタムイメージ:ナチュラルからのレタッチ

シャッターフィーリング

初めて購入したPentax K-50は、「ガシャァァぁアン」みたいなシャッター音で、ミラーショックが強くて、最初は不安でした。

壊れないかな…と苦笑

ですが、最終的にはこのシャッター音の虜になってしまい、僕は被写体となるおじいちゃんの頭皮を永遠と撮っていました。

 

月明かりの入る暗い部屋で、シャッター音を聞きながら祖父の頭皮を撮る僕の姿に、親は戦慄していたと思います。

話を戻しますが、新しくなったKPのシャッター音は、とても上品な音へ変わっていました。

K-50違って、シャコ...って感じの音ですかね汗

 

シャッター音を楽しむための被写体は、今日もおじいちゃんの頭です。



自動水平補正機能

水平を綺麗に保ちたい時に、とても役立つ機能。

PENTAX KP の『自動水平補正』は、トリミングをして水平を保つのではありません。

映像素子を逆方向に傾けて水平になるよう自動で調整してくれます

※間違っていたら、こっそり教えて下さい。

Pentax KPの良いところ

明瞭コントロール

明瞭コントロールとは霧や朝もやなどで被写体に霞が掛かっている時に利用するとディテールがクッキリする機能。

 

明瞭コントロール±0

分かりづらくてすみませんが、この写真を見て下さい。

もやが見えませんか?

 

水蒸気のようなものが太陽光で乱反射して、全体に靄がかかったような感じですね。

もしくは、ただただ太陽光で反射しているだけか…汗

明瞭コントロール+4

次に明瞭コントロールを使用したこの写真はどうですか?

ディテールがクッキリしたと思います。

 

この機能は、Light Roomやフリーソフト版のRAW現像ソフトにも入っていますが、

パソコンを開かなくてもカメラ内で出来るのはとても良いですね。

低速シャッター設定の限界が幅広い

Fujifilm X100Tの低速シャッターの設定が1/4秒~1/125秒に対して、PENTAX KPは30~1/6000秒。

そのおかげで自由度の高い設定がPENTAX KPでは出来ます。

ちなみにPENTAX KPの低速シャッターは1/100秒に最初は設定されています。

この設定だとAモード(絞り優先)時に、5軸5段手振れ補正の意味がほぼなくなってしまうので、すぐに設定を変更しておきましょう。

PENTAXの『キー』調整

露出設定との相性がいい『キー』調整。

ここの『キー』調整は全体の露出の上げ下げではなくて、中間部分の明るさだけを調整する感じです。

使い方としては、露出補正を-1.0EV~‐3EVのアンダー目に降って下さい。



全体的に暗くなるため白飛びを抑えることが出来ます。

中間部分も暗くなりますが、『キー』で中間を明るくすることにより、黒つぶれが起きづらくなって、ダイナミックレンジも広くなります。

 

Pentax機の画像処理を使うため、JPEG or カメラ内RAW現像専用の機能になります。

 

※画像処理で明るくするため、ISO800以上でノイジーになるように感じました。

まとめ

・グリーンボタン
TAvモード、Mモード時に適正露出値へ一発で導いてくれる機能。

・明瞭コントロール
霧や朝靄などで被写体に霞が掛かっている時に使用するとディテールがクッキリする機能。

・光学ファインダー
面倒臭さが好きです。

・シャッターフィーリング
KPの音が好きです。

・自動水平補正機能
水平を綺麗に保ちたい時に役立つ機能。

・低速シャッター設定の限界が30~1/6000秒

・露出設定との相性がいいPENTAXの「キー」調整
露出の上げ下げではなくて、中間部分の明るさだけを調整する機能。

『次はPENTAX KPのイマイチなところ』について話していきたいと思います。

 

 

閲覧ありがとうございました。

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