カメラ レビュー

Pentax KPのレビュー!【Pentaxを買う8つの理由】

2019年8月14日

はじめに

本日はPentax & Pentax KPについて話したいと思います。

タイトルでは8つの理由とか言ってますが、Pentax KPを選ぶ理由4つとPentaxを選ぶ理由4つ、そしてその他諸々で合計8つを超えますね…。

それに理由と言うよりもPentax & Pentax KPの面白い機能などを話していくつもりなので、厳密にはよく分かりません。

 

タイトルをそれっぽくしたかったんですよ。

みんな好きですよね?6つ…とか、8つ…とか区切りのいいやつ。

カメラ歴がまだ浅い僕ですが、Pentax & Pentax KPの魅力を知ってもらいたいと思い頑張って書きました。

※Pentax好きにとって、当たり前の機能にも触れていきます。

 

本当に長いので、目次から興味のある内容へ飛んで下さい。

では拙い文章ですが、よろしくお願いします!

 

追記:Pentax KPの良いところやイマイチなところなどをまとめました。(※被ってる点も多々あり)

PENTAX KPの良いところ(1)【レビュー】

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PENTAX KPの良いところ(2)【レビュー】

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PENTAX KPのイマイチなところ【レビュー】

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Pentaxを選ぶ理由(& 面白い機能)

RAW追加保存機能&ワンタッチRAW+

RAW追加保存機能



RAW追加保存機能とは直前に撮った写真をRAWとして追加で保存する機能です。

 

例えばJPEG撮影時に良い感じの写真が撮れて、

「あぁ、RAWで撮っておけば良かった!」

と言う瞬間がたまにありませんか?

 

そんな時に活躍する機能がRAW追加保存機能。

 

使い方は簡単

  1. 撮影後のクイックビューが出ている間に『AE-L』ボタンを押す
  2. その後に『この画像のRAWファイルを追加保存します』というメッセージが出るのでOKを押す

たったこれだけです。

 

ちなみにクイックビュー終了後でも、電源さえ切らなければ、RAWファイルの保存が可能。

※カメラのバッファに撮影した画像(RAW)が残っているため

 

電源を切ってしまうと、バッファに残っているデータが消えてしまうので気を付けて下さい!

自分はraw撮影時のデータ管理が面倒に感じるタイプ。

なのでJpegで基本的には撮っています。

 

そのためこの機能を知った時は歓喜しました。

と言うのも、この機能を知らなかった時は、Jpeg設定とraw設定を頻繁に変えて撮影していたから。

「rawで撮る必要のない写真(例:物撮り、記録写真など)までrawで撮っちまった。」みたいなことが多々ありましたね。

家に帰ってからのデータ整理がとても面倒…(必要ないRAW記録だけ削除)。

 

他にもRAW設定するのを忘れ、帰宅してデータを見ると全ての写真がJpeg設定だったり…。

そのため結局はRAW&Jpegで写真を撮る毎日。

これが結構面倒なんですよね。

 

ですがRAW追加保存機能を使えば、「決まった!!」と思える写真の時だけ、RAWファイルに変換出来ます。

これが本当に気持ちいい。

RAW追加保存前のJPEG写真

RAW追加保存機能からのカメラ内RAW現像

この写真は閉店間際のPoint & Grill【バギオ】です。

夜な夜な徘徊している時にJPEG撮影をし、RAW追加保存機能でカメラ内現像をしました。

ワンタッチRAW+

ワンタッチRAW+とは一時的(ワンショットのみ)に、RAWファイルを記録することが出来る機能です。

 

使い方はJPEG撮影時に、ワンタッチRAWボタン(機種によって名称は異なります)を押すだけ。

 

※初期設定では、1枚撮るとまたJPEG撮影に戻ります。

 

ここ一番の撮影時に、一瞬でRAW撮影が出来る便利な機能。

設定次第で、ワンタッチRAWボタンを押した後ずっとJPEG+RAW撮影(電源切るまで)にすることも可能。

 

僕はRAW追記保存機能を多用しますので、ワンタッチRAWボタンには別の機能を割り当てています。

TAvモード(Pentax特有機能)

TAvモードとは

シャッター優先モード(Tv)と絞り優先モード(A)が合体したようなモード。

以下のような使い方になります。

・絞り:自分で設定
・シャッタースピード:自分で設定
・ISO感度:自動←ここ重要
・露出補正:有効←ここ重要

絞りとシャッタースピードをTAvモードでは任意で設定出来ます。

それにマニュアルモードと違い露出補正も有効。

 

※適正露出にはカメラ側がISOを自動変更して導き出します。

マニュアルモードでは、

『絞り・シャッタースピード・ISO感度の3点を自分で設定』

それによって露出が導き出されます。

 

明るさが頻繁に変わるシーンで、露出計と睨めっこをしなくて済むのが、最大のメリット。

※説明が下手ですみません。 一応2時間掛けて書いた超大作なんですが...

 

ここから先もっと長くなります。

50.0mm f5.6 1/1000 ISO320

TAvモードを使いf5.6 1/1000秒固定で連写しました。

マニュアルモードとTAvモードの違い(小話)

先ほどの説明だと分かりづらいと思った方...、例えばの話をさせて下さい。

マニュアルモードで夜の撮影を楽しんでいる時です。

 

「あそこの公園いいな。ISOは1600で、絞りは5.6、シャッタースピードは...(露出計を見て明るさ調節中)1/10秒で撮るか」

パシャッ

「あそこのジプニー撮るか。 …少し明るいな...ISOは400、絞り2.8、...(露出計を見て明るさ調節中)1/50秒」(もしくは絞り→シャッタースピード→ISO感度の順番)

パシャッ

明るさが頻繁に変わるシーンで、こんなことやってられません。

被写体が逃げてしまう可能性もありますしね。

 

ですが、適正露出に導いてくれるTAvモードを使えば、同じシーンでも、

「あそこの公園いいな。絞りは8で、シャッタースピードは1/10秒で撮るか」

パシャッ

「あそこの道路で歌っているシンガー撮るか。絞り1.8、1/50秒」

パシャッ

※この間に露出補正を-2EVや+3EVにすれば、カメラがISO感度を変更し対応もしてくれます。

TAvモード 50.0mm f1.8 1/30 ISO400

もう文字だけで、どれだけ快適に撮れているかが伝わってきますね。

 

他にもシャッタースピードを任意のスピードで固定して、絞りと露出だけいじると言う使い方も可能。

 

※この機能はPentax社の特許技術のようで、他のメーカーにはありません。(多分)

 

追記:他のメーカーで同じような機能が使えそうでした。

 

上の写真は『ナイトマーケット【バギオ】』周辺で撮りました。

デジタルプレビュー(Pentax特有機能)

これも自分の知る限りでは、ペンタックス特有の機能です。

 

デジタルプレビューとは、

一時的に写真のデータをバッファーへ保存し、撮った写真の露出などを確認する機能

 

反映されるデータの全てを確認出来ます。

(例:絞りやシャッター速度、フォーカス、ホワイトバランス、カスタムイメージなど)



「え、撮った写真で確認すればいいやん。」って思った方もいるかもしれません。

 

ですがその場合、一々削除しないといけないのでとても面倒。

それにレリーズ優先の設定にしておかないと、すぐにシャッターを切れないため、一瞬での確認が出来ません。

 

※レリーズ優先とは、ピントが合っていない状態でもシャッターが切れることを優先する設定です。

ピントが合ってなくてもレリーズ優先なら撮れます

友人に写真撮影などを頼まれた時に、僕はこの機能を多用しています。

 

ちなみにデジタルプレビューで撮った写真は、指定のボタンを押すとJPEG保存が可能。

そしてjpeg保存後に、指定のボタンを押すとRAW追加保存も可能。

 

こう言った点が、「Pentax好きは変態」と言われる由縁なのかもしれません。分かりませんが。

 

TAvモードとデジタルプレビューは、使ってみて感動する機能です。

 

EVF機を使用している人にとっては、意味のない機能…かも。

ですがOVF機好きの僕にとってはとても重宝する機能です。

一眼市場でのシェア率5%

※このメリットは人によっては当てはまらないですね^^;

 

「みんなと違う機種だぜドヤッ。」って気持ちも僕にはありますが(ひねくれ者なので)、そうではありません。

 

少し脱線しますが、自分は東南アジア(フィリピン)が好きでよく行きます。

回数は6回とそこまで多くありませんが、年数で言いますと2年7ヶ月程滞在していました。

そしてこれからも行く予定です。

そんな僕にとっての心配は、向こうで盗難に遭うこと。

一眼レフは見た目が高そうな分、泥棒にとっては格好の的です。

CanonやNikonのような一眼レフが狙われる中、Pentaxを知っている泥棒は悲しいことに中々いません。

 

何が言いたいかと言いますと、

Canon EOS40D(中古価格約11500円~)と、

シェア率5%のPentax KP(中古価格約70000円~)

が置いてあった場合、彼らはCanonを盗むと言うことです。

 

Pentaxが好きと言う気持ちもありますが、発展途上国で、高いと言う固定概念のあるメーカー(例NIKONやCANON)を、首からぶら下げて歩くのは気が引けますね。

Pentaxを買うデメリット

すみません、先ほどと言っていることが違いますが、一眼市場でシェア率5%なのはデメリットにもなると思います。

 

少なくとも自分にとっては強みですが、カメラに問題が起きた時に対応してくれるお店が少ない(世界的に見ると)。

 

それに世界的なシェア率を誇るCanonとNikonなら、旅先で出会ったカメラ好きの友人とレンズ交換が出来る機会などもあります。

Pentax KPを選んだ理由

強力な手振れ補正

先日書いたPentax KPでの高感度テストの記事で分かる通り、Pentax KP + DA50mm f1.8で撮影した際は1/5秒での手持撮影が可能でした。

 

標準ズームレンズ(18-50mm)のワイド端でしたらシャッタースピード1秒でも撮影出来るんじゃないですかね?

 

そのため、手持ちでの夜間撮影も快適に出来ますし、ボディー内手ぶれ補正ですので、オールドレンズにも補正が効きます。

気味が悪い白鳥の群れ 50.0mm f1.8 1/8 ISO1000

これはバギオのバーンハムパークで撮った夜のスワンボートの写真。

 

暗くて殆ど見えない筈なのに、1/8秒と言う低速シャッターのお陰で、ISO感度を上げなくてもヤバイ白鳥達を激写出来ました。

 

フィリピン人のカップルが、夜な夜な一人で笑っている僕の姿を見て、引いていたのを覚えています。

APS-C最強の高感度



最強なんて言ったら異論が出るかもしれません。

ですがPentax KPの上限ISO感度は819200です。

 

ISO819200まで上げた写真は、この世の終わりみたいになるので使えません

ですが、条件次第では51200も使える高感度性能を持っている機種は中々無いと思います。

 

Pentax KPとDA50mm f1.8があれば、

ISO感度(ISO51200) + 明るいレンズ(f1.8) + 5軸5段手ぶれ補正(1/5秒)=これだけ揃えば夜間撮影は怖くありません。

 

詳しくはPentax KPでの夜間テストの記事を見て下さい。

50.0mm f5.6 1/100 ISO25600

ISO感度25600ですが、ブログ用なら使えると思います

スマートファンクション

これが本当に最高で、写真を撮るのが捗ります。

 

詳細はPentaxのHPから引用させて頂きました。

スマートファンクションカスタマイズで計15種類の項目に対応

機能ダイヤルで項目を選び、設定ダイヤルで設定を変更する。2つのダイヤルのコンビネーションで操作性を高める、革新的な操作系が「スマートファンクション」。機能ダイヤルには、4つの固定ポジションとカスタマイズポジションC1~C3を設定し、好みの機能を割り当てられます。メニューからの操作なしで瞬時に設定できます。

●無効、測光方式変更、HDR変更、連続撮影変更は固定です。

[ C1~C3に登録可能な項目 ]

ISO感度、露出補正、ブラケット撮影(振り幅設定)、カスタムイメージ(C1初期設定)、AFモード、AFエリア、フォーカスアシスト、プログラムライン、シャッターモード、記録サイズ、ローパスセレクター(C2初期設定)、グリッド表示、情報表示切替、画像表示拡大、アウトドアモニター(C3初期設定)

①機能ダイヤル ②設定ダイヤル

引用元:リコーイメージング株式会社

自分はU1(Aモード)とU2(TAvモード)にはC1にブラケット撮影、C2にカスタムイメージ、C3に露出補正を割り当てています。

 

普段はC2固定で(C1,C2へアクセスを容易にするため)、U3以降のC1〜3には別の機能を割り当てています。

 

このようにユーザー別で、好きな機能を割り当てることが出来るので直感的な設定&変更が可能。

 

撮影の自由度は、Pentax K-50のときと比べると雲泥の差ですね。

ちなみに以前使っていたPentax K-50のユーザー設定は3つまで。

なのでU1にリバーサルフィルム、U2には鮮やか、U3にはモノクロと、カスタムイメージだけで終わっていました。

 

ですがPentax KPからは、スマートファンクションへ気に入ったカスタムイメージを登録可能。

そのためユーザー設定には、カスタムイメージ以外を割り当てることが出来るので大分助かっています。

Pentax KPの優れたデザイン



本当にカッコいいですよね笑

買ってからの所有感が凄まじいです。

ですがここフィリピンでは、このフィルムカメラのようなデザインは受けがよくありません。

 

何が言いたいかと言うと、

Nikon D3000(中古価格約11000円~)と

Pentax KP(中古価格約70000円~)

が置いてあった場合、彼らはNikonを盗むと言うことです。

あってよかった機能

Wi-Fi

すぐさまInstagramに写真を載せたり、LINEで友人に写真を送る時、重宝しています。

まぁ基本的には、usbケーブルを挿して直接スマホやパソコンに保存するのであまり使ってませんが…。

5つまで登録出来るユーザー設定

Pentax K-50が3つでしたので、そこから考えると2つしか増えていません。

 

ですが前述した機能ダイヤル(スマートファンクション)に、自分の好きな設定を割り当てることによって、自由度はPentax K-50とは比べ物にならないほど進化しました。

カスタムイメージ「フラット」

写真の趣味が最近変わり、コントラストの低い写真が好きになってきました。

 

そこでKPを購入する前は、撮った写真を軽くレタッチしていたんですけど、Pentax K1から導入されたフラットのお陰でレタッチしなくなりました。

フラット

レタッチを想定したカスタムイメージです。初期設定ではコントラストが-4に設定されており、メリハリを抑えた設定となっています。色の誇張がなく忠実な色彩表現を行ったもので、撮影後のレタッチを容易にします。

〔元画像(カスタムイメージ:フラット)〕

〔JPEGからレタッチ後〕

引用元:リコーイメージング株式会社

レタッチを想定したカスタムイメージです。

...

撮影後のレタッチを容易にします。

... そうですか。

カスタムイメージ:フラット

フラット(Jpeg)からのレタッチ

ピントが合っていなくてすみません。

こちらはバギオのパブリックマーケットと言った市場で撮りました。

今後、パブリックマーケットの記事も書きたいと思います。

いまいちな点

僕にはありません。

追記(2020/2/29):イマイチな点が見つかったので、出来上がり次第、投稿します。

Noah
書きました!

まとめ

Pentax & Pentax KPの機能とメリットをまとめますと、

・raw追加保存機能
RAW追加保存機能とは直前に撮った写真をRAWとして追加で保存する機能。

・ワンタッチRAW+
ワンタッチRAW+とはワンショットのみ(or 継続的に)JPEG+RAWを記録することが可能。

・TAvモード(Pentaxのみ)
シャッター優先モード(Tv)と絞り優先モードが合体したようなモード。
またマニュアルモードと違い露出補正も有効。

・デジタルプレビュー
SDカードにデータを保存することなく、撮った写真を確認出来る機能。

・一眼市場でシェア率5%
もう(フィリピンの)泥棒の目を気にして怯える生活とはおさらば。

・5軸5段手ぶれ補正
夜間でも三脚いらずで快適に撮影可能。

・優れた高感度性能(上限ISO感度819000)
同上

・スマートファンクション
好みの設定&機能を割り当てることが可能。
メニューからの操作なしで瞬時に設定できるダイヤル。

・カッコいいデザイン
本当に格好いい

・Wi-Fi
省略

・5つまで登録できるユーザー設定
省略

・カスタムイメージ:フラット
省略

【番外編】

・優れた防塵防滴機能
Pentaxではカメラ以外にも、数多くのレンズ、フラッシュ、リモコンなどのアクセサリーも防滴対応製品になっています。

・ペンタプリズム光学ファインダー
他メーカーは低価格帯モデルにはペンタダハミラーを使用している中、Pentaxでは全ての機種にペンタプリズム光学ファインダーを使用しています。

・ボディー内手ぶれ補正
Pentax KPだけではなく、全てのPentaxモデルに手ぶれ補正が搭載されています。

8つじゃないですね…

やっちまいましたね。もうレビューを超え、ステマを疑われるレベル。

...

でもいいんです。

Pentaxの魅力は8つなんて少ない理由で収まりきらないってことですね。

追記(2020/2/29):PENTAX KPの魅力について新しく書きました。

PENTAX KPの良いところ(1)【レビュー】

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PENTAX KPの良いところ(2)【レビュー】

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閲覧ありがとうございました。

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