はじめに
20代の頃と比べて、一語意義型の単語帳では覚えづらくなってきたと感じる今日この頃。
なので今回の記事では、暗記がしづらく感じるアラサー以降を対象にした暗記学習における必要な考えをまとめました。
と言っても、経験談以外に動画の受け売りもあります。
30代だけではなく40代、50代、それ以上にも必要な内容なので、ぜひ読んで下さい。
アラサーからの心構え
神経可塑性を理解する
神経可塑性(Neural plasticity)とは、脳や神経系が刺激や経験によって柔軟に変化し、新しい機能を獲得する能力です。
この能力は25才を過ぎると、段々と低下していきます。(柔らかい状態から固くなっていく)
そのため、20代の頃のような一語意義型の単語帳の見出し語を闇雲に眺めているだけだと覚えづらくなっていく…と。
活性化させるには
神経可塑性を活性化させるには、脳に新しい刺激を与え続けることが大切です。例えば、運動したり、学習したりすることが有効です。また、趣味、外出、社会交流などの刺激も重要です。
引用元:Chat GPT
背景知識を上手く使う
これは動画の受け売りと言うよりも僕の経験談です。
20代の頃と違って、アラサーになると嫌でも背景知識が増えます。それらを上手く使って勉強した方が伸びを感じました。
例えばで言うと、20代の頃に自分が背伸びをして読んだ経済関連が、今なら何となく理解出来る…や、この内容をアイツラと議論したかったんだ!みたいになりませんか?
背景知識と今までの経験から来る興味ですね。
それらを上手く活用して覚えていくようなイメージです。
人によっては、政治や経済にいきなり手を出すのはキツイ…って思うかもしれません。
その場合は、日本語でしっかりと理解して、分からない英単語を予めピックアップして、言語と内容をある程度理解した上で学習しましょう。

目標の設定を明確にする
25歳を過ぎると、新しい能力を獲得しづらくなっていきます。
脳が洗練されていき、自分にとって必要ない情報は、どんどん忘れていくからです。
響きの良い言葉(洗練)ですが、退化やん…って思いますよね。
そうならないために、目標の設定を明確にしてこれから学習する内容を『必要な情報』と脳に教える必要があります。
例えばで言うと『いつか英語を使って働きたい』と『来週から英語を使って働かないといけない』では、学習能力が天と地ほど違いますよね?ってか違いました。(経験談)
必要だからこそ、脳が動いてくれる…ってこと。
これは精神論ではなくて、脳内の化学物質が関係してくるみたいです。
勉強するカテゴリーは何でも大丈夫です。
なぜ英語の勉強をする必要があるのか、しっかりと深堀りしましょう。
適度なストレスを感じる
『脳の変化(記憶の定着)は25才以降になると難しい』と言われていますが、目標設定の明確化&2種類のストレス分泌で改善出来ます。
2種類の物質とは、一つがエピネフリン=アドレナリン(覚醒)で、もう一つがアセチルコリン(集中力)です。
エピネフリンは十分な睡眠とカフェインで分泌可能で、アセチルコリンは集中力を鍛えることで分泌出来ます。
例えば声を聞く時に目を瞑ったり、無駄な物を見ないようにして音に集中したり…ですね。
目を閉じて音を聞こうとするだけで集中力が上がり、聞き取り能力も上がります。
ちなみに集中し始めたら『あれ…?俺、集中出来ている?』みたいに不安になるみたいですが、安心してください。
これはエピネフリンが出ている証拠です。
この2つの物質が揃うと、最大で90分間集中出来ます。
学習後は15分程度の小休憩も取りましょう。(スマホNGでボーッとするのがベスト)
さいごに
まとめると以下の点をしっかりと意識すれば、学習が捗ると言うこと。
- 明確な目標を立てる
- 背景知識を利用する
- 十分な睡眠を確保する
- 興味のあるカテゴリーで学習
- 何となくを止めて集中して学習
20代の頃は、何となく聞くだけで覚えることが出来り、ペラペラとページを捲るだけで覚えることが出来たりしました。懐かしいですよね。
あの頃の栄光は忘れましょう。僕達には無理なので。
ですがオッサンにはオッサンの勉強方法があります。
それらを上手く活用して一緒に頑張りましょう。