はじめに
いきなりですが僕自身、望遠レンズを使って旅をしたことはありません。
ですが中望遠に当たる換算75mmの単焦点レンズを使って、海外を歩き回ったことはあります。
そこから思ったことをシェアしていければなと。
ちなみに僕は、超広角〜広角レンズを上手く使うことが出来ません。
控えめに言ってド下手です。
そのせいで中望遠〜望遠レンズが旅では最高だと思ってる可能性も…。

※文中の写真は、DA50mmF1.8mm(換算75mm)とXF16-80mmF4のテレ側(換算120mm)、OLYMPUS STYLUS1のテレ端(換算300mm)で撮影しました。
また本記事ではフル換算で話していきます。
追記:その後XF16-80mmF4を持ってバギオへ行きました。その時にテレ端で撮影した写真を挿入します。
追記:8年以上前にOLYMPUS STYLUS 1sを持って一人旅をしたのを思い出しました。ですがカメラ知識0だったのでノーカウント。
旅に望遠レンズだと思った理由
遠くの人が撮れる=人にバレづらい

DA50mm F1.8

DA50mm F1.8
旅の間は上の写真のような現地の人と風景を混ぜた写真が多くなります。
そのためガッツリ写真を撮らせてもらう時は、撮って大丈夫かを尋ねます。
ですが横顔や後ろ姿、プライバシーを著しく侵害する写真でない限り、許可を撮りたくありません。(面倒だから)
面倒と言う理由だけで、標準ズームで夜のタクシー運転手達の談笑を撮った時… 捕まりました。
望遠なら大丈夫だったのに。
海外であんな怖い思いはもうしたくありません。
印象的な写真が撮れる…かも

XF16-80mm F4(120mm)
2019年と2020年は超広角レンズブームでした。(と言うかこれからもずっと。)
『世界は君が思ってるより広い』みたいなキャッチフレーズと共に、画角は広ければ広いほど素晴らしい…みたいな。
世はまさに超広角レンズ時代です。
僕も初めて見る景色や店内を撮る時は超広角レンズ(スマホ)を使います。
ですが、今海外に出てる人達のカメラってGoProやiPhone、一眼レフに超広角レンズ…のように感じません?
その為、望遠レンズのメリットをフルに活用した写真は、新鮮で印象的な写真になると断言できます。
望遠レンズのメリット
ボケが綺麗

XF16-80mm F4(120mm)

Olympus Stylus 1s(300mm)
望遠レンズはF値が暗くても良くボケる。
仮にF値を8に設定しても(APS-Cやフルサイズ)、テレ端にして被写体との距離を近くすればするほどボケやすくなります。
もちろん35mmや50mmの単焦点も大きくボケますが、被写体が現地の民… 怖くてギリギリまで近づけません。
マクロ風レンズになる

XF16-80mm F4(120mm)
望遠レンズ自体の最短撮影距離は長いですが、テレ端で撮影することによって被写体にグッと近づくことが出来ます。
そのためマクロっぽい写真も撮影可能(と言ってもマクロには勝てない)。
下の写真はギリギリまで近づいたわけではありませんが、それでも結構近づけました。
圧縮効果が面白い

XF16-80mm F4(120mm)
「圧縮効果?って何?」って思った人もいるかもしれません。
平たく言うと、『画角が狭くなるため、背景が拡大されること』です。
詳しくはググって下さい。
背景が拡大されると言うことは、物の密度が濃くなり、物がギュッとした効果があると。
そのため人の賑わいを強調出来たり、遠近感の狂った写真が撮れます。
詳しくはググって下さい。
望遠レンズのデメリット
最短撮影距離が長い
別記事でも言いましたが、望遠レンズは基本的に最短撮影距離が長いんですよね。
APS-Cの場合、大体1mからだと思います。
そのためワイ端で人や花を画面いっぱいに撮ることは出来ません。
単焦点レンズと比べて重い
望遠レンズは単焦点レンズと比べると機動性はイマイチ。
APSーCの望遠レンズが軽くて300~400g、重くて600g以上です。
そのため旅では荷物を減らしたい気持ちと、単焦点レンズだけで行くロマンに押されて、75mm単焦点のみでフィリピンに行くこともありました。
追記:2024年4月にも75mm単焦点(DA50mmF1.8)のみで東南アジア横断をしてきました!
レンズによっては存在感が凄い
遠くの人や景色を撮るため、現地の民から何か言われたことはありませんが、レンズ自体がデカイと周りの人が気にします。
ちなみに僕の買ったレンズは軽くて小さいので存在感はあまりありません。(DA50-200mm)
超広角レンズは?
単焦点の超広角レンズなら持っていきたいですね。
軽くて嵩張らないので。
ですが僕が超広角レンズで撮るのって、以下のようなブログ用の資料画像なんですよね。
- 店内や外観、車内の写真
- 初めて行った地の風景写真
スマホでも十分な写真が撮れます。
スマホで代用できるの?
超広角レンズは焦点距離が短い分、手振れしづらくなるのでシャッタースピードが稼げます。
シャッタースピードを稼げるとISO感度も上げなくて済みます。
ISOを上げずに低速シャッターで写真を撮ることが出来れば、ノイズが少ない写真の出来上がり。
センサーサイズが小さいスマホの超広角レンズでも、ブログ用にならある程度使えます。
夜景モードを使えばギリギリ戦えますしね。

HUAWEI P40 無印
上の写真は以前泊まった超格安ホテルです。
光が確保出来ない程の暗い部屋だったんですが、夜景モードを使った途端、マシな絵を吐き出してくれました。
ですが先ほども言った通り、あくまでもブログ用なら。
※作品として撮る場合、超広角レンズは必須
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さいごに
『旅には超広角レンズがおすすめ』
旅のおすすめレンズを調べると出てくるフレーズです。
確かに超広角レンズは必需品ですが、写真を撮っていて楽しく感じるのは換算35〜75mmの単焦点のように感じませんか?
僕はそうでした。
ですがフィリピンで一人旅をしていて「もしかして望遠レンズで旅をしたら結構楽しいかも」と思うようになり、今日はその理由について話しました。
コロナ禍でまだ海外には行けませんが次の旅では望遠レンズを持っていきたいですね。