はじめに
この記事では、主に以下の内容を話していきたいと思います。
- 本書の良いところ
- 本書の悪いところ
- 本書で一番伸びる分野
- 4技能全てを伸ばせる理由
- 購入すべきなのか(約3500円)
それと長くなってしまうので『Atsuさんとは』や『Distinctionとは』みたいな紹介は省きます。
皆知ってますしね。
忙しい人は、
『本書の良いところ』
『本書で一番伸びる分野』
『4技能全てを伸ばせる理由』
を読んで下さい。
人によっては、「いやいや違うだろ…。」と思うかも知れません。
ですが僕にとって「こういったメリットもあるから購入した方がいいよ」と言う重要な部分です。
なのでそんな考え方もあるんだな、と思って聞いて下さい。
上のリンクはアフィリエイトではありません。安心して飛びましょう。
本書の良いところ
・発音記号が素晴らしい
・覚えたらすぐ使える例文
・英語を英語で理解できる
・語源や由来なども記載
・読みやすいレイアウト
発音記号が素晴らしい
基本的にネイティブは発音記号通りに単語の発音をしますが、リンキングや音の脱落、変化なども同時に仕掛けてきます。
だから奴らの英語は非常に厄介。
ですがDistinction1の発音記号はそう言った変化にも対応しているので、覚えればすぐに聞き取れて、話す時も通じやすくなります。
覚えたらすぐに使える例文
例文と言うのは、英会話やライティング時にとても重要になってきます。
単語のニュアンスを知るためだけではありません。
英借文と言われるくらいですから。
使えると思った例文があったら、ガンガン借りましょう。
そして、さも自分が考えました。と言う顔で使うことが英会話を伸ばすコツだと思ってます。
英語を英語で理解できる
Distinctionに掲載されてる英単語や言い回しには、平易な英単語や言い回しも紹介されています。
そのお陰で日本語を介さずに英語を英語で理解出来ることが出来ると。
それに、
- ページの左端に英単語や言い回し
- ページの右端に平易な英単語や言い回し
と言う構成なので、覚えた後はページを全開きする必要がありません。
ペラペラ見るような読み方でも内容を確認することが出来るので復習に最適です。
語源や由来なども記載
ピンとこない言い回しなどが、Distinction内で数多く紹介されています。
そう言った言い回しは、日本語や平易な英語で説明されてもピンと来ません。
その時、サッと語源や由来を確認すれば「だからこんな言い回しになるのか!」と理解が出来るので、記憶への定着率がグッと上がります。
読みやすいレイアウト
文字がちょうど良い大きさで本当に読みやすい。
おじさんね…目が悪いんですよ。
近視&乱視&遠視が入ってる目ではDistinction2000のような小さい文字を読むのはマジで苦行。
学生は特に感じないかもしれませんが、Distinction1の文字の大きさはとても絶妙。
もちろん勉強する上でのレイアウトなどもAtsuさんは意識しているので、両方の意味で読みやすいです。
本書の悪いところ
・値段の高さ(3500円+配達料400円〜)
探してもこれくらいしか見当たりません。
人によっては、
・掲載単語数が少ない
・サイズが少し大きい
・ナレーターの声が微妙
など感じるかもしれません。
ですが、悪いところとは言えないですし、人によっては良いところにもなるので省きます。
値段が高い(3500円+配達料400円〜)
掲載単語数400語で3500円と言う値段は社会人なら手が届くけど、学生には厳しい価格設定ですね。
それに本気で学んでる人は、この値段の高さに驚いて、似たようなコンセプトを持った洋書を購入してると思います。
The great book of American idiomsとか。
この本はネイティブがよく使う単語、フレーズ、イディオムを合計1300語掲載しています。
それなのに値段は1700円。
良心的な価格設定です。
「え、ならDistinction1を買う必要なくない?」
と思った方。
必要あります、購入して分かりました。
これは買わないといけない本です。
詳しくは、
- 4技能を伸ばせる理由
- 『購入すべきなのか(約3500円)』
辺りを読んで下さい。
勉強して感じた点
・400語はちょうど良い
・海外ドラマでよく使われてる
・日常会話でもよく使われてる
・Youtuberなどもよく使ってる
・使うと喜ばれる(教養があると思われる)
上記の内容は、別の記事にまとめたいと思います。
本書で一番伸びる分野
一番伸びる分野はスピーキング力ではなく、リスニング力だと感じました。それとリーディング力です。
と言うのも、本書は海外で頻繁に使われる単語やフレーズを集めているから。
それとナチュラルスピードのMP3音声。
そのため動画視聴やドラマ視聴がとても楽しくなり一気見みしちゃいます。
話している内容が理解出来る(=理解力)と言うのは、英語力を向上させる上で一番重要(僕の中では)。
※『4技能を伸ばせる理由』で詳しく話します。
…本書を持っていない方は、スピーキング力が一番伸びると思うかもしれません。
スピーキング力は伸びないの?
伸びますが、1番伸びるとは言いづらいですね…、
理由を話す前に質問をさせて下さい。
「完成する」や「ぴったり」、「電話する」を英語で言えますか?
中学&高校英単語を学習したことがある人にとっては朝飯前だと思います。
『完成する』は to finish sth や to be done with sth、to complete sth など。
『びったり』は exactlly や precisly、場合によってはjustなども候補に。
『電話する』は to call sb や to make a call、to give a callなど。
では…
『give sb a buzz』
『lock sth down』
『on the dot』
の意味は分かりますか?
答えは上から順に『電話する』『完成する』『ぴったり』です。
僕は全く答えが分かりませんでした。
何が言いたいかと言いますと、
ある程度のスピーキング力がある人にとっては、『give sb a buss』などの単語やフレーズの代わりになる言い方を既に知ってる状態なんです。
この本を手に取って勉強したいと思った方は、既に※ある程度の英語力 があるはず。
※高校卒業レベル〜 (=英単語4000語レベル〜)
となると「スピーキング力が一番伸びる!」とは言づらくなります。
4技能を伸ばせる理由
『本書で一番伸びる分野』で少し触れた理解力。
理解力があれば4技能を難なく伸ばすことが出来ます。
これはフィリピンに2年半いて英語で生活して感じたこと。
それに理解力があれば何をしても楽しい。
人と話したり、本を読んだり映画や洋ドラマ、動画視聴…何をしても楽しいんです。
そうなると今まで日本語で楽しんでいた以下のような娯楽(僕の場合)を…、
- 旅記事&動画(=Vlog)
- スマホレビュー記事&動画
- カメラレビュー記事&動画
- アウトドア用品レビュー動画
- ゲーム実況動画
- 洋ドラマ(日本語字幕)
海外のコンテンツに変えて楽しむことが出来ます。
適当に読んだり、見たりするわけではありません。
しっかりと理解して楽しめるんです。
そうなると、
「次のオンライン英会話でこの表現を使ってみよう」
とか
「次のLine (or Messenger)でこの単語使ってみよう」
みたいなスピーキング力やライティング力も付きます。
簡単なまとめ
- ネイティブが頻繁に使う単語&フレーズが分かる
- それらは洋画や洋ドラ、動画などで沢山登場する
- 洋書や漫画(英語版)などでも沢山登場する
- 理解力が上がり動画視聴や読書がより楽しくなる
- 知らず知らずの内に多読多聴の環境が完成する
- 聞いた&読んだ内容を話す時&書く時に応用出来る
- 聞く、読む、話す、書く、の4技能が同時に伸びる
購入すべきなのか(約3500円)
『本書の悪いところ』で3500円は高いと言いましたが…、
たとえ5000円だとしても、このDistinction1は購入した方が良いと思います。
理由は簡単。
競争相手になる教材が日本に存在しないから(今のところは)。
iPhoneが初めて発売された時と一緒ですね。
3.5インチと言う大画面を指で操作する体験は、iPhoneでしか味わえませんでした。
だから高くしても売れる。
Distinction1も同じです。
非ネイティブからネイティブへ成長する体験はDistinctionでしか味わえません(今のところは)。
話を戻します。
この英単語帳は唯一無二の存在なので、3500円が高いと言いつつも僕は購入します。
洋書でカバーすれば?について
「いやいや…だったら洋書でカバーすれば良くね?」と感じた人がいるかも知れません。
僕もそうでした。
だって高いのに400語しか掲載されてないですしね。
ですが、何があっても1だけは購入した方が良いです。
非ネイティブからネイティブへの架け橋となる本がこのDistinction1だから。
と言うのも、
「ネイティブなら知ってて当たり前だよね?だからこの単語の説明は省くね?」
…の『この単語』が意外と重要だったり。
もちろん洋書には洋書の素晴らしさがありますが、
Distinction1は日本である程度学んできた学習者にとって、
丁度良い架け橋(ネイティブへの)になってくれます。
「いやいや洋書にも『この単語』を掲載してるh(rya」みたいな気持ちも分かりますが、説明すると長くなるので省かせて下さい。
まとめ
購入すべき理由をまとめると、以下の通り。
※『簡単にまとめると』の4技能が上がる理由とも被ります。
- ネイティブがよく使う単語&フレーズ教材が日本に無い(今のところは)。
- Distinction1の単語は洋ドラマやYoutube、英会話などでよく使われている。
- そのため何となくではなく、内容をしっかりと理解出来るようになる。
- そうなると、英語に触れたいと思う時間が増える。
- 英語に触れる時間が増えれば、嫌でも耳が慣れるし、単語量も増える。
- 理解出来た単語やフレーズをアウトプットの際に正しく使える。
- Distinction1の代わりになる洋書がない(Distinction2以降の代わりになる洋書はある)
さいごに
購入する前までは、
高いし洋書でカバーすれば良くない?
と言う気持ちしかありませんでした。
なので『おすすめの洋書を紹介【Distinctionが高いと思った方へ】』のような記事を書こうと思ってたんですが…、
Distinctionの中身も知らずに、そんな記事を書いてもナンセンスだなと。
そう思って購入したDistinction1。
読めば読むほど、完成度の高い本だと感じました。
第二言語として英語を学び、その後海外で四苦八苦して来たAtsuさんだからこそ作れたんだなと。
それに高いと言われてますが、学習後に高値(約2000円〜)で売却(メルカリ)も出来ますしね。
そうすれば実質1500円ちょっと。
次回の記事では、
- 勉強して感じたこと
- ナレーターの声について
- Distinction 2000との違い
- ※2,3,4を購入する必要はない
などを中心に話してきます。
※無理に購入する必要はない、と言う意味です。