はじめに
この記事ではGoogle Pixel 7aに隠されている狂ったカメラ性能について話していきます。
そのため少しマニアック。
※長くなるので解説はちょっとだけ
「広角レンズが6400万画素?RAW撮りするとデータ量キツくない?」って思った人… この記事を読んで下さい。
逆に「何がキツイの?」って思った人にはつまらない記事かもしれません。
Google Pixel 7aの狂った機能
RAW保存時も1600万画素のメインレンズ
家電量販店へPixel 7aを触りに行って、一番最初に驚いた仕様がこれ。
Pixel 7aのメインレンズは6400万画素… なのに1600万画素でRAW保存が可能。
Jpegなら分かるけど、RAWでも1600万画素で保存出来んの?マジで?そう思って何度も試しました。
と言うのも『RAW=映像素子からの無加工データ』なのでRAW撮影をする時は、映像処理が行われていない元データ(=6400万画素)になるはずだから。
意味分からん。何故だ。
…まぁAIがとっても優秀なんだろうと無理やり納得させました。
それに4画素を1画素として使う技術は5~6年?前から出始めたので成熟したのかなと。(4800万画素→1200万画素)
追記:すみません。この機能はGoogle Pixel 6 & 6 Pro時代からありました。(Pixel 6 & 6 Proの場合は1250万画素でのRAW保存)
ズームしても1600万画素(RAW保存可能)
触ってきた感じ、6400万画素からの2倍クロップで1600万画素になる仕様ですね。
なので画質劣化はデジタルズームと比べて大分低そう。
ちなみにクロップ撮影時は、RAW撮りが出来ないと思っていました。
そのためRAWで拡大させたい時は、広角レンズでRAW撮り、その後に現像ソフト or アプリでトリミング… みたいな。
と言ってもRicoh GR3などがクロップを使ってのRAW撮りが出来るので、もしかしたら… と言う淡い期待もありましたが。
そのお陰で3つの画角でRAW撮影が出来ます。
- 換算13mmでのRAW撮影(1300万画素)
- 換算25mm?でのRAW撮影(1600万画素)
- 換算50mm?でのRAW撮影(1600万画素)
追記:すみません。この機能もGoogle Pixel 6 & 6 Pro時代からありました。(Pixel 6 & 6 Proの場合は1倍時・ズーム時、両方とも1250万画素)
夜景モードを使っている時もRAW保存可能
この機能はiPhoneシリーズ(12世代以降のProのみ)とPixelシリーズで利用出来ますね。
一番狂ってる機能だけど、元々あったのでそこまで驚きませんでした。
この機能のお陰で撮影の幅が大分広がります。
と言うのもスマホのセンサーサイズは大型化してるとはいえ、まだまだ豆粒センサー。
夜景モードからのRAW現像が出来るスマホじゃないと、夜の写真を撮るのは結構厳しい。
そう考えると、夜景モードでもRAW撮影が出来るPixel 7aは本当に重宝しますね。
ちなみに夜景モードからRAW現像をした写真はこちらのブログで確認出来ます。
ガジェット情報を提供してる『SIMSMART』さんです。
さいごに
最近のスマホは高画素化に力を入れてるせいで、データ量が増えてノイズも増えて微ブレ問題も増えています。
それにセンサーサイズも小さいため高画素化のメリットはほとんど無くて、デメリットしかありませんでした。
ですがGoogle Pixel 7aは高画素化のデメリットを上手く消してメリットだけを残したように感じます。
マジで欲しい。
本当に欲しい。
Pixel 7 proもいいけど、差額で単焦点レンズや望遠レンズを購入した方が絶対におトク。
僕なら差額をフィリピンへ行くのに当てて、向こうで記事や写真を大量に撮影して錬金術を試みます。