バギオ 酔いどれ日記

初めて行ったフィリピンの話【渡航前編】

2023年11月8日

10年前に行ったフィリピン、バギオ留学について話します。

え?覚えてるの?って思う人がいるかも知れませんが、あまりにも衝撃的だったので覚えています。

そして嘘みたいな本当の話なので、盛ってるだろ?って思う人もいるかも知れませんが、沢山の思い出があるので盛る必要がありません。

友人も見てますしね。バレます。

 

Noah
嘘みたいな本当の話は【留学編】から。

初めてのフィリピン【渡航前編】

英語喋れたらカッコよくね?

そんな理由でフィリピンのバギオに行くことを決めた自分。

他には幼馴染がフィリピン留学後にアメリカへ行ったことで周りからチヤホヤされててムカついた… ってのもあったし、尊敬するハワイ帰りの先輩がアメリカ人と話してる姿に感動した…ってのもあった。

まぁそんな理由で決めたバギオ留学だけど、費用を貯めながら学校へ行く生活にサークル活動(と言うことにして欲しい)もしていたから、今思えば一番シンドイ時期だった。

 

ストレスの影響か眼球内で出血して凄い顔面になったこともあったし、

警備員なのに警備服を忘れて上半身裸にカッパを着用して反射ベルトで乳首を隠すスタイルで仕事をさせられたり(俺が悪い)、

解体業者としてトラックの上で瓦礫を整理してたら釘を踏んで、帰宅後に破傷風になりかけて親に担がれて救急病院へ行ったこともあった。

 

釘を踏んで痛がる俺に対して「チンタラしてんな!」って言ってきたあのクソ野郎を俺は一生忘れない。

 

…しょうもない理由でフィリピン行きを決めたけど、不思議と心は折れなかった。

そして最終的にはお金が貯まったのでバギオ留学の件を担任に伝える。

担任は喜んでいた。

 

・・・

 

卒業式が近くなり、先生から生徒達へ最後のメッセージを伝えて欲しいと言われた。

皆の前で話すのが好きな俺は、頭をフル回転させて同級生全員の記憶に残るようなスピーチ… もはや演説をしていた。

我ながら綺麗にまとまっている感動的な内容だったと思う。先生もまぁまぁ涙目だったし。

そんな演説が終わって一通りの拍手を浴びた後、学年のリーダー的な奴が俺にこう言ってきた。

 

「ごめん。何言ってんのか分かんないわ。」

 

あぁ… 思い出した。こいつら馬鹿だったんだ。

自分のことを棚に上げて、一気に冷めた俺は「嘘だろ、おい」と言いながら壇上を後にした。

 

こんな学校早く卒業してフィリピンに行こう。

決意が固まった。

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