いきなりですが、僕の友人にはゴリラになった獣人がいます。
そのゴリラに憧れてゴリラを目指してる最中ですが、中々上手くいきません。
そんなゴリラがゴリラになって得した話をします。
煽り運転に焦るゴリラ
ゴリラ「この前さ、怖いことあってさ」
俺「うん。」
ゴリラ「仕事終わりに〇〇ジムに向かってる時にさ、後ろからピッタリくっ付いて運転する輩がいたんだよ。」
そう言いながら、両手を使って車間距離の幅を表してくる。
大体40cmくらいかな。そう思いつつ、話の続きを待つ俺。
ゴリラ「全然気付かなかったんだけど、15分くらい前から煽り運転されててさ。」
俺「何でそんな前から煽られてたの？てか何で分かったの？」
ゴリラ「いや…、少し前の十字路で左から来た車だったからさ。多分だけど。」
俺「なるほど。んで？」
ゴリラ「急いでんのかな… って思いつつ〇〇ジムの駐車場に入って行ったらさ、ついてくんのよ、そいつ。でもジム以外にも施設あるし買い物じゃね？みたいな気持ちで駐車場の周りを一周したんだけど、そいつ… ずっとついてくんのよ」
俺「こわ。完全に狙われてるじゃん。」
と笑いながら答える俺。
ゴリラ「本当に怖かったよ。仕方ないから駐車場に車を止めてさ。そいつが近くにいるか確認したら、左前に車停めてこっち見てるんだよね。」
俺「うわ…、マジか。」
ゴリラ「滅茶苦茶怖くてさ、でもジム行きたいし、腕捲くりをしてバッグ担いで車から出たのよ。」
眼の前にあるカーキ色の軍用ボストンバッグを腕捲くりをした肩に掛ける動作を俺に見せてくる。
ゴリラ「んで目が合った瞬間、車をバックさせて駐車場から出ていったわ。」
俺「ん？どゆこと？」
ゴリラ「いや、だから目が合った瞬間に逃げていった。…いやぁ、筋トレしてて本当に良かったわ。」
そう言いながら苦笑いしていた。
俺「マジかぁ。でも良かったな。…だけど何でそいつは煽ってきたん？」
ゴリラ「んー。多分だけど十字路で会った時にさ、俺道譲ったんだよね。一時停止だったから。なのに一向に進まないから俺が行くことにしたんだよね。それがムカついたのかも」
俺「挨拶した？ありがとうてきな？」
ゴリラ「あー…してないわ。」
俺「それじゃん。」
さいごに
友人が筋トレのお陰で絡まれずに済んだ話でした。
「筋トレしたらそんな効果もあるの？」って思った人がいるかもしれません。
あります。効果は絶大だと思います。
一々絡んでくるような奴は、自分より下だと思った人にしか突っかかって来ないんで。
筋トレはストレス発散や若返り効果以外にも抑止力にもなるみたいですね。
閲覧ありがとうございました。